介護職員が日頃の業務で身につけた介護技術を競い合う「新潟県介護技術コンテスト」。11月6日、新潟ユニゾンプラザで開催された5回目となるコンテストの模様を紹介します。
~そのチャレンジが自信と優しさになる~
ケアコン2021テーマ「認知症ケア」
【送迎支援部門&就寝ケア部門】
全国を上回るペースで高齢化が進展する新潟県。団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)となる2025年には県民の3人に1人が65歳以上の高齢者となり、2040年には高齢化率が約4割になると予測されています。誰もが高齢になっても健康でいきいきとした生活を送ることができるように、県では医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援が包括的に確保される地域の実現に向け取り組みを行っています。
その一環として、介護の仕事の魅力を広く県民の皆様に知ってもらうため、介護職員が日々の勤務で身につけた介護技術や専門性を披露する「介護技術コンテスト」を開催してきました。5回目の今回は全県から集った6チームが無観客で技術の高さやコミュニケーション力を競いました。
テーマは「認知症ケア」。6チーム12名の選手たちは架空の「夢の花ショートステイ」の職員に扮し、認知症と高血圧の疾患を持ち、左半身に麻痺のある高齢女性の「送迎支援」と「就寝ケア」に関する技術を競いました。
両競技とも制限時間は6分間。高齢女性に目を合わせて優しく語りかけ、心を寄せながら、送迎支援や就寝ケアに挑む選手たち。
大会の様子はこちらの動画から
社会福祉法人秋葉福祉会
特別養護老人ホームこうめの里
社会福祉法人ごせん福祉会
特別養護老人ホームにいだの里
株式会社ふれあいの杜 デイサービス
ショートステイ ふれあいの杜
社会福祉法人魚沼福祉会
デイサービスセンターひまわり
社会福祉法人真心福祉会
特別養護老人ホーム聖籠まごころの里
社会福祉法人愛宕福祉会 特別養護老人ホーム豊浦愛宕の園
デイサービスセンター豊浦愛宕の園
熱戦の結果、「就寝ケア部門」でアユシンテイアワテイさん、「送迎支援部門」と「団体部門」でチュンチュンコンビが最優秀賞に輝きました。 選手たちの頑張りや真剣に取り組む姿を、ぜひ動画でご覧いただき、介護の仕事の魅力を感じていただければと思います。
【概 要】
介護技術コンテストは、新潟県の介護の魅力情報発信事業として、広く県内に従事する介護職員を選手として募り、設定課題に応じた実技を披露していただきます。そして、評価者等が審査・評価を行い、優秀者を選考・表彰します。
【目 的】
介護職員が日頃の業務で身に付けた介護技術を発表し、その技術の高さや専門性を競うことにより介護技術の向上を図るとともに、「介護の魅力」を県民に理解を深めてもらうことを目的としています。